看護師の体調不良についてのまとめ！体調管理の方法は？
夜勤や残業、日々の人間関係のストレスなど何かと体調が壊れやすい看護師の仕事・・・。中には体調不良が続いて欠勤する看護師や、ひどい場合は退職を考える人までいます。
もしかするとあなたも今現在体調不良が続いていて、下記のような悩みを持って当記事をご覧頂いているのかもしれませんね。
● 「過酷な勤務条件で体調不良が続いているし辞めようかな・・・」
● 「体調不良で仕事を休んでも大丈夫かな・・・やっぱり休めない？」
● 「体調不良で看護師を辞めた人っているの？」
● 「体調不良で看護師を退職したいけど、退職させてもらえないの？」
実際に上記のような悩みを持つ看護師は多く、ひどい場合は転職や退職を考える人もいるようです。特に新人看護師の場合は、その業務内容のハードさから仕事の厳しさを実感し、まだ入職して1年も経っていないのに「体調不良でこのまま仕事を続けられるか不安・・・」と言う人も少なくありません。
そこで当記事では、≪看護師の体調不良≫についてまとめてみました。もし今現在、看護師として勤めているけど体調不良で悩んでいるなら、是非チェックしてみてくださいね。
看護師の体調不良と欠勤、退職について！
体調不良でも、シフト的に休みにくい事もあり中々休みを取れない看護師の仕事。体調不良が続いている場合、欠勤や退職について一般的に看護師はどうしているのでしょうか？
看護師は体調不良でも休めない？
常に体調が良くない看護師でも、仕事の忙しさや人手が足りてない事もあり、満足に休みをとっていない人も多いようです。
基本的に看護師はシフト制で、最低限の人数でまわしている事も多く、ほとんどの場合急な欠勤は良い顔はされません。
もし体調不良で数日間欠勤しようものなら、その後普通に勤務出来るようになっても肩身がせまく、周りからの目も気になる事は間違いありません。
かと言って体調不良が続いている旨を上司などに伝えても、おそらく「私もそうだった」、「しんどいのはあなただけじゃない」と言われかねない事もあり、まともに相談も出来ませんよね。
体調不良によりもし欠勤が増えていたり、これから休みを取ろうかと考えているなら、基本的には以下の解決策になるのではないでしょうか？
● ≪周りからの批判は受け入れてでも回復するまでしっかりと休養する≫
● ≪体調不良にならないように自己管理を徹底する≫
● ≪今の病院は合わないと考えて退職する≫
ただ、実は同じように悩む看護師のほとんどは『我慢して出勤している』のが現状のようです。
しかし、あまりに体調不良が続いているのに無理して勤務を続けていると、精神的にも肉体的にもボロボロになり、他の職場でも働けなくなる可能性があります。
もし体調不良が続いているなら、しっかりと休みを取るか？退職してもっと勤務条件の良い所に再就職するか？を真剣に考える方がいいのではないでしょうか。
看護師の体調不良、退職を考える人も多い？
上記でも説明しましたが、あまりに体調不良が続いていると本当にその職場では働けなくなります。実際に体調が悪い中勤務を続けて、
● 毎日ひどい胃痛を繰り返す
● めまいを繰り返すメニエール病になった
● 毎日ひどい頭痛を繰り返す
● 突発性難聴になった
などの症状があらわれてしまったケースもたくさんあり、「働いていた病院を退職し、他の職場で働きだした所、一気に回復した」と言う看護師もかなり多いようです。
通常1〜2日で治るような頭痛や胃痛も長く繰り返すようであれば本気で退職を考えるべきです。
周りからすると「少し体調が悪いだけで・・・」とか「甘ったれているだけでしょ」何て思われるかも知れませんが、長く続く体調不良の苦しみは本人しか分かりません。
退職するには勇気が入りますが、人手不足と言われる看護師の仕事、他にもそれぞれにあった職場と言うのは見つかるはずなので、退職を考えても良いかもしれません。
こうしてみると、解決法と体調管理方法と言っても現実的には実行できない事も含まれます。自己管理を徹底したり、自分に最適な睡眠時間を見つける方法などは試す価値がありますが、どうしても体調不良が続くなら、やはり退職、転職も考えてみるべきです。
看護師の体調不良！4つの原因と体調管理の方法！
看護師の体調不良と言っても、主となる原因は様々で、その原因によっても体調管理の方法が変わってきます。
看護師の体調不良、4つの主な原因と解決法
体調不良が続く原因としては、色々な要素が入り混じって今の体調不良の原因を作っているかもしれません。では主となる原因はと言うと・・・
● 夜勤による寝不足が原因
● 人間関係が悪い事によるストレス
● 日々の激務による疲労の蓄積
● 不規則なシフトによる寝不足と疲労蓄積
上記の4つが体調不良が長く続く主な原因だとされています。ではそれぞれの原因について、体調管理の方法や解決策を見て行きましょう。
夜勤による寝不足が原因
夜勤による寝不足が原因の場合の体調管理の仕方についてですが、通常しっかりと勤務体制について管理されている病院などの場合それほど体調を崩す事はありません。夜勤による寝不足が続く場合は、夜勤後の日勤が続いたりと何らかの負担がかかってしまっている場合がほとんどです。
ただ、夜勤をするだけの場合はしっかりと睡眠時間を確保できるはずですが、不規則なシフト体制の場合、夜勤明けであっても寝れない場合等があります。こういった場合は何か対処法を考えないと、どんどん寝不足が蓄積し、体調不良の原因になります。
簡単な解決策としては、しっかり夜勤明けでも睡眠時間を取れるように、
● 部屋を遮光カーテンにする（ぐっすり寝る為etc）
● 適度な運動をする（ジム、ウォーキング、プールに行って泳ぐetc）
● 自分にあった睡眠法を考える（夜勤明けはすぐに寝ないetc）
● ふとんに入って自分が眠くなるような事をする（ビデオを見る、本を読むetc）
● 睡眠グッズを使用する（メグリズム、ホットアイマスク、睡眠改善薬etc）
などをして、しっかりと熟睡出来るようにするのも簡単な解決方と言えます。特に身体を動かす事や、眠る前の本、ビデオなどは仕事の頭（脳）から、プライベートな時間への切り替えにも最適でストレス解消にもなるのでオススメです。
睡眠時間に関しては、ただ多めに眠る方がいいかと言うとそうではなく、一番おきた時に自分的に目覚めが良い睡眠時間を見つけるのも寝不足を作らない方法です。
人間関係が悪い事によるストレス
看護師の職場は9割以上が女性で、先輩や上司からの厳しすぎるお叱りや、同僚や後輩からの陰口など、人間関係でストレスを作るような事がたくさんおこります。
ストレスは精神的な問題だと考える人も多いですが、ストレスが溜まると肌荒れ、胃痛、頭痛、めまいなどを引き起こす原因となります。
元々精神的に強くない場合で、更にネガティブ志向の人にとって、人間関係のストレスは大きな体調不良の原因となり、ひどい場合は退職せざるを得なくなります。
解決策としては、自分に強くなる事がまず大事ですが、出来れば不安や不満に思う事を同僚や彼氏、旦那さんに聞いてもらう等をしてまずは自分の気持ちを外に吐き出す事が大事です。
もしそれでもスッキリせずに毎日ストレスを抱えるような職場なら、正直辞めてしまった方が良いかもしれません。看護師の退職理由としてもこの人間関係のストレスは少なくありません。
日々の激務による疲労の蓄積
普段から忙しいのは働いている看護師全てに言える事ですが、例えば毎日の様に残業せざるを得ないのに、ほとんど手当がつかないと言う所もあります。
残業手当で給料が上がるならまだしも、サービス残業だと肉体的な疲労だけでなく、精神的にも疲労して行きます。
それが月に1〜2回程なら良いのですが、毎回の事となると疲労もどんどん蓄積し、歳を重ねるにつれてしんどさが増して行きます。
解決法としては、病院内でサービス残業を少なくしたり、1人の看護師がする仕事量を減らすなどの対応が必要となります。
しかし実際には上司や先輩がいる中で、そういった意見は言いにくいものですし、そう言う風潮の病院はそれが当たり前になっている事も多いので、こちらに関してももっと条件の良い職場を探してみても良いかもしれません。
不規則なシフトによる寝不足と疲労蓄積
若い頃は夜勤、残業を含む不規則なシフトでも気力で乗りこなせても、歳を取るとそうはいきません。
特に、不規則なシフトの場合は、本来眠るべき時間に起きて仕事をしたり食事をしたりするわけなので、普通に勤務する人と比べても相当疲労は蓄積します。
それが、当たり前のようになってしまっている病院の場合は特に注意が必要で、毎月の不規則シフトのせいで一向に疲労が抜けない状態が続きます。
こうなると休みの日に心も体もリフレッシュしたと思っていても、実際には全く疲労が抜けず、慢性的な体調不良へとつながります。
こちらに関しても改善策としては、不規則なシフトの改善など、職場環境を改善するように言うか、もしそれが無理なら他の職場へ転職する方が良いかもしれません。
看護師の体調不良についてのまとめ！
さて、ここまでの内容を最後にまとめてみたいと思います。
● 体調不良が続く場合、批判覚悟で回復するまで休暇を取る
● 体調不良にならないように普段から自己管理を徹底する
● どうしても体調不良が続いて治らないなら、転職を考える
● 看護師は体調不良が続いて退職、転職する人も多い
● 体調不良が続いて、ひどい胃痛、頭痛、メニエール、難聴を引き起こす場合もある
● 体調不良が続いて転職すると、一気に症状が出なくなった人も少なくない
● 退職するには勇気があるが、もっと好条件の転職先はたくさんある
● 寝不足が原因の体調不良の場合はしっかりと睡眠時間の確保に努める
● 熟睡する為のオススメアイテム（遮光カーテン、メグリズム、ホットアイマスク、睡眠改善薬）
● 睡眠不足解消にはジムやウォーキング、プールなどの適度な運動が良い
● 適度な運動はストレス発散、体型維持にもなるのでオススメ
● ふとんに入ってからはすぐ寝れるように本を読んだりＤＶＤを見たりする
● 人間関係で体調不良が続く場合は、改善より転職が現実的
● 勤務体制や日々の激務が原因の場合は、改善より転職がオススメ
● 病院が定めた不規則なシフトは1人の看護師の力では改善出来ない
● 休みの日にリフレッシュしたと思っていても疲労は抜けきっていない事も多い
● 体調不良が長く続くなら、いくら人間関係が良くても転職を考えた方が良い
もちろん、ここまで紹介した体調不良の原因や体調管理方法に関しては全ての看護師に当てはまる訳ではありませんし、必ずしも転職した方が良いかと言うとそうではありません。
しかし、実際に転職する事で大きく人生が変わり、毎日やりがいと高給与により、今までにない幸せを感じて仕事をしている人がいるのも事実です。
確かに退職、転職は勇気が要りますが、どうしても体調不良が続くなら、無理に体調管理を頑張るよりも他の勤務先を探した方が良いかもしれませんね。
※こちらの記事も一緒によく読まれています。
⇒参考記事：「看護師転職サイトを利用して人間関係の良い職場を探す3つのコツ！」
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